間違えることが怖い

間違えることが怖くて、何も信じられなくなった。何も信じなかったら、いつのまにか自分を否定するようになった。人は嘘ばっかり言うし、人生は無意味だし、幸福はハリボテだ。何もかも信じなければ、間違うことはない。一度でも間違えばおしまいだ。信じれるものは何もない。信じてはいけないものが多すぎる。みんな悪意を持っている。何か一つで愚痴って仕舞えば、弱音を握られたも同然だ。私は何も話さない。口を閉ざして、苦しみを閉じ込めて、自分を殺して、生きていくほかない。そしたら、何も間違えない。怯える必要もない。

ただ、幸福ではない。