いつだって信じる以外に術を持たない僕ら

時折、色々なことが信じれなくなります。例えば、友達。もしかしたら、嫌われているのではないか。もしかしたら、無視されているのではないか。信じることができなくて、不安になります。

私たちはいつだって信じる以外に術を持ちません。あらゆることは暗黙の了解で済まされているので、本当のことを確かめる術を持たないので、信じるほかないのです。友人関係もその一つで、友人であるというのは暗黙の了解で決められて、それが本当に友達かどうかは確かめる術を持ちません。私たちは都合のいいことを信じなければ不幸になってしまいます。だから、それが間違っていても私たちは私たちの幸福のために信じるのです。そのため、私は友達のことを信じるほかありません。

何もかも信じれなくなったら、もうどうしようもない気がします。信じることをやめてはいけないけれど、信じることは裏切られる可能性を秘めています。私たちの耳や目は絶えず働いていて、知覚することをやめようとはしません。都合の悪い話を聞かないで、見ないでくれれば、私たちは信じるだけいいのに。