変わってしまう私

ここ数年で私は随分と変わった。性格とか、環境とか、考え方とか、随分と変わってしまった。

ここで私が「変わってしまった」というのは、仲の良かった友達に何も告げずに変わってしまった罪悪感のせいだ。

私が変わったことを彼らは知らないし、彼らの変化も私は知らない。ただ、思い出の中に彼らは居て、それは綺麗に輝いてる。思い出の中の彼らはいつだって微笑んでいる。

私の昔を知る人は、きっと彼らだけだから、私が変わったと知る人は、きっと彼らだけだ。私はこれからも彼らを忘れるつもりはないし、彼らも私のことを忘れないで欲しい。それは、楽しかった記憶を忘れてしまうのは悲しいから。昔の頑張っていた私が忘れ去られるのは悲しいから。

でも、忘れられてもいいのかもしれない。思い出は人を形作るのだから、忘れられても、私が彼らの構成要素になれるなら。

彼らを構成するものの中に私がいれば嬉しいなぁ。