もやもやとした感情

胃の中にずっと未消化の感情がある。数年前からずっと未消化のまま存在している。そいつは、私が文を書く理由でもあり、私を苦しめる元凶でもある。私はこいつを明らかにすることで、文を書いている。形にしている。

未だ心の霧は晴れず、今日も文を書く。このもやもやとした感情が何なのか、私は知らない。一生、このもやもやがなくなることはないと思う。それは、生きていく上で必ず発生する感情が蒸発してできたのだから。雲みたいに形を変えたり、漂ったりはするけれど、ずっと心の中にある。私はこれを吐き出すための友はいないし、恋人もいない。だから、どうしようもなく、仕方なく、それでいて幸せに文を書くことしかできない。感情を消化することは、あらゆる形に昇華することだ。今日も書かないと生きていけない。でも、それが幸せだ。