可能性のるつぼ

本当にすごい人は、小さい頃から可能性に溢れかえっている。最近、そう思った。彼らには道がたくさんあって、それを自分の好きなように選択して、大人になっていく。私の行く先はいつだって一つしかない。そこ以外に行ける場所がない。私の身の程にあった、私らしい生き方、悪く言えば、しょうもない生き方をするしかないのだ。

こんなふうに、悪口を吐いて見せる時点で、私の行く先は決まっている。後悔のない選択はできない。そもそも、選択肢なんて持ち合わせない。後悔しているというのは、私に他に道があったと信じたいからだ。こんなしょうもない人間も、若い頃は可能性に満ち溢れていて、選ばなかっただけと、言い訳しているだけだ。本当は、選べなかっただけなのに。まだ、若いからどこへでもいけます。ならば、行ってみろよ、どこへでも。人生がもしも一本道ならば、私は人生に覚悟を持つことしかできない。後悔は後悔していないと強がる他にない。強がって生きていくしかない。

 

変わらなくても、変えれなくても、それは諦めていい理由にはならない。生きているうちに答えは出ない。